2005年の禁忌・原則禁忌の追加された薬品
翌年に追加の情報

●2005年11月付で免疫抑制剤ブレディニン錠25、50(ミゾリビン)併用禁忌に『生ワクチン』が追加されました。(2005.11.29更新)
【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
生ワクチン:乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等
臨床症状・措置方法:ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれがあるので、本剤投与中に生ワクチンを接種しないこと。
機序・危険因子:免疫機能が抑制された患者への生ワクチン接種により、感染の可能性が増加する
=赤文字は今回追加変更分
◎文献の概要



●2005年11月付けでブリストル・マイヤーズのバファリン81mg錠およびバイエルのバイアスピリン100mg錠禁忌に『低出生体重児,新生児又は乳児』が追加されました。(2005.11.17更新)
禁忌(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させることがある.
3. 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある.]
4. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある.]
5. 出産予定日12週以内の妊婦
6. 低出生体重児,新生児又は乳児=赤字は今回追加部分

●2005年11月付けで経口血糖降下剤ダオニール錠1.25mg、2.5mg、 オイグルコン錠1.25mg、2.5mg(グリベンクラミド)禁忌に『ボセンタン(トラクリア錠)を投与中の患者』併用禁忌に『ボセンタン(トラクリア錠)』が追加されました。(2005.11.29更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病、ブリットル型糖尿病等)の患者[インスリンの適用である。]
2. 重篤な肝又は腎機能障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
3. 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンの適用である。]
4. 下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
5. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
6. 本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
7. ボセンタンを投与中の患者=赤文字は今回追加変更分

<注: トラクリア錠62.5mg〔アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン〕=エンドセリン受容体拮抗薬(肺動脈性肺高血圧症(WHO機能分類クラスIII及びIVに限る)治療薬)2005年6月3日収載>

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ボセンタン
(トラクリア錠)
臨床症状
本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告がある
機序・危険因子
本剤及びボセンタンは胆汁酸塩の排泄を阻害し、肝細胞内に胆汁酸塩の蓄積をもたらす。
=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けで抗てんかん剤、躁病・躁状態治療剤デパケン錠100、200、デパケンR錠100、200、デパケンシロップ、デパケン細粒200、400、エピレナート錠200、エピレナートシロップ、エピレナート徐放顆粒40%(バルプロ酸ナトリウム)禁忌に『ドリペネム水和物(フィニバックス注)投与中の患者』併用禁忌に『ドリペネム水和物(フィニバックス注)』が追加されました。(2005.11.24更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 重篤な肝障害のある患者[肝障害が強くあらわれ致死的になるおそれがある。]
2. 本剤投与中はカルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン、メロペネム、イミペネム・シラスタチン、ビアペネム、ドリペネム水和物)を併用しないこと。〕=赤文字は今回追加変更分
3. 尿素サイクル異常症の患者[重篤な高アンモニア血症があらわれることがある。]
【原則禁忌】(次の患者には投与しないことが原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
妊婦または妊娠している可能性のある婦人

<注: フィニバックス点滴用0.25g〔塩野義〕=カルバペネム系抗生物質製剤 2005年9月16日収載>

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
カルバペネム系抗生物質:パニペネム・ベタミプロン(カルベニン)、メロペネム(メロペン)、イミペネム・シラスタチン(チエナム)、ビアペネム(オメガシン)、ドリペネム水和物(フィニバックス注)=てんかんの発作が再発することがある。 〔バルプロ酸の血中濃度が低下する。〕=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けで催眠・鎮静・抗痙攣剤フェノバール末、10%散、30mg錠、フェノバール10%注(フェノバルビタール)禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)投与中の患者』併用禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)』が追加されました。(2005.11.24更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分又はバルビツール酸系化合物に対し過敏症の患者
2. 急性間欠性ポルフィリン症の患者〔ポルフィリン合成が増加し,症状が悪化するおそれがある.〕
3. ボリコナゾールを投与中の患者=赤文字は今回追加変更分

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ボリコナゾール(ブイフェンド)=ボリコナゾールの代謝が促進され,血中濃度が低下することがある. 〔本剤の肝薬物代謝酵素誘導による.〕=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けで催眠・鎮静・抗痙攣剤フェノバールエリキシル(フェノバルビタール)禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)投与中の患者』併用禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)』が追加されました。(2005.11.24更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分又はバルビツール酸系化合物に対し過敏症の患者
2. 急性間欠性ポルフィリン症の患者〔ポルフィリン合成が増加し,症状が悪化するおそれがある.〕
3. ボリコナゾールを投与中の患者=赤文字は今回追加変更分
4. ジスルフィラム又はシアナミドを投与中の患者

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ボリコナゾール(ブイフェンド)=ボリコナゾールの代謝が促進され,血中濃度が低下することがある. 〔本剤の肝薬物代謝酵素誘導による.〕=赤文字は今回追加変更分
ジスルフィラム(ノックビン)、シアナミド(シアナマイド)=これらの薬剤とのアルコール反応(顔面紅潮、血圧下降、悪心、頻脈、めまい、呼吸困難、視力低下)を起こす恐れがある。〔エリキシル剤はエタノールを含有しているため〕

●2005年11月付けで抗痙攣剤複合アレビアチン錠(フェニトイン・フェノバルビタール剤)禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)投与中の患者』併用禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)』が追加されました。(2005.11.24更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分,ヒダントイン系化合物またはバルビツール酸系化合物に対し過敏症の患者
2. 重篤な心障害のある患者〔血圧降下や心拍数が減少するおそれがある.〕
3. 重篤な肝障害,腎障害のある患者〔これらの症状の悪化,また,血中濃度上昇のおそれがある.〕
4. 重篤な肺障害のある患者〔呼吸抑制を起こすおそれがある.〕
5. 急性間欠性ポルフィリン症の患者〔ポルフィリン合成が増加し,症状が悪化するおそれがある.〕
6. ボリコナゾールを投与中の患者=赤文字は今回追加変更分

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ボリコナゾール
(ブイフェンド)
臨床症状
(1)フェニトインの血中濃度が上昇することがある.
機序・危険因子
(1)ボリコナゾールが肝代謝を抑制する.
臨床症状
(2)ボリコナゾールの代謝が促進され,血中濃度が低下することがある.
機序・危険因子
(2)フェニトイン,フェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導による.
=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けで抗てんかん剤ヒダントールD、E、F錠(フェニトイン・フェノバルビタール・安息香酸ナトリウム剤)禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)投与中の患者』併用禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)』が追加されました。(2005.11.24更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分,ヒダントイン系化合物またはバルビツール酸系化合物に対し過敏症の患者
2. 重篤な心障害のある患者〔血圧降下や心拍数が減少するおそれがある.〕
3. 重篤な肝障害,腎障害のある患者〔これらの症状の悪化,また,血中濃度上昇のおそれがある.〕
4. 重篤な肺障害のある患者〔呼吸抑制を起こすおそれがある.〕
5. 急性間欠性ポルフィリン症の患者〔ポルフィリン合成が増加し,症状が悪化するおそれがある.〕
6. ボリコナゾールを投与中の患者=赤文字は今回追加変更分

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ボリコナゾール
(ブイフェンド)
臨床症状
(1)フェニトインの血中濃度が上昇することがある.
機序・危険因子
(1)ボリコナゾールが肝代謝を抑制する.
臨床症状
(2)ボリコナゾールの代謝が促進され,血中濃度が低下することがある.
機序・危険因子
(2)フェニトイン,フェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導による.
=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けで小児用催眠・鎮静・抗痙攣剤ワコビタール坐剤15mg、30mg、50mg、100mg(フェノバルビタールNa)禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)投与中の患者』併用禁忌に『ボリコナゾール(ブイフェンド錠・注)』が追加されました。(2005.11.22更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分又はバルビツール酸系化合物に対して過敏症の患者
2. 急性間欠性ポルフィリン症の患者[ポルフィリン合成が増加し、症状が悪化するおそれがある。]
3. ポリコナゾール投与中の患者=赤文字は今回追加変更分
4. 妊婦

【相互作用:併用禁忌】(併用しないこと)
ブイフェンド錠・注(ポリコナゾール):ポリコナゾールの代謝が促進され、血中濃度が低下する恐れがある。〔本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による〕=赤文字は今回追加変更分

●2005年11月付けでファイザーのアルダクトンA 25mg錠/50mg錠/10%細粒禁忌に『アジソン病の患者』が追加されました。(2005.11.22更新)
禁忌(次の患者には投与しないこと)
1. 無尿又は急性腎不全の患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。また、腎からのカリウム排泄が低下しているため高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある。]
2. 高カリウム血症の患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある。]
3. アジソン病の患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症となるおそれがある。] =赤字は今回追加部分
4. タクロリムス又はミトタンを投与中の患者
5. 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

●2005年9月付けで合成副腎皮質ホルモン剤オルガドロン注射液 0.5mL、1mL、5mL(リン酸デキサメタゾンNa)原則禁忌に『コントロール不良の糖尿病の患者』が追加されました。(2005.10.27更新)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
次の患者又は部位には投与しないこと
1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内又は腱周囲[免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
3. 動揺関節の関節腔内[関節症状が増悪するおそれがある。]

【原則禁忌】(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
1. 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
2. 消化性潰瘍の患者[粘膜の防御修復機能が低下し、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。]
3. 精神病の患者[中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。]
4. 結核性疾患の患者[免疫抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。]
5. 単純疱疹性角膜炎の患者[免疫抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。]
6. 後嚢白内障の患者[水晶体線維に影響し、後嚢白内障が増悪するおそれがある。]
7. 緑内障の患者[眼圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。]
8. 高血圧症の患者[ナトリウム又は体液の貯留等により、高血圧症が増悪するおそれがある。]
9. 電解質異常のある患者[体液不均衡(血清カリウム低下)等により、電解質異常が増悪するおそれがある。]
10. 血栓症の患者[血液凝固性が亢進し、血栓症が増悪するおそれがある。] 11. 最近行った内臓の手術創のある患者[創傷治癒(組織修復)を障害するおそれがある。]
12. 急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたとの報告がある。]
13. ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患及び急性化膿性眼疾患の患者に対する眼科的投与[免疫抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
14. コントロール不良の糖尿病の患者[糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。] =赤文字は今回追加変更分

●2005年8月付けで選択的セロトニン再取り込み阻害剤パキシル錠10mg、20mg(塩酸パロキセチン水和物)禁忌に『ピモジド(オーラップ錠)を投与中の患者』併用禁忌に『ピモジド(オーラップ錠)』が追加されました。(2005.9.14更新)
販売名=パキシル錠10mg:1錠中のパロキセチン10mg (塩酸パロキセチン水和物として 11.38mg)
販売名=パキシル錠20mg:1錠中のパロキセチン20mg (塩酸パロキセチン水和物として 22.76mg)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2. MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「相互作用」及び「重大な副作用」)
3. チオリダジンを投与中の患者(「相互作用」)
4. ピモジド(オーラップ錠など)を投与中の患者(「相互作用」) =赤文字は今回追加変更分
5. 18歳未満の患者(大うつ病性障害患者※)(「小児等への投与」※DSM-IV)
【効能又は効果/用法及び用量】
・うつ病・うつ状態
通常、成人には1日1回夕食後、20〜40mgを経口投与する。投与は1回10〜20mgより開始し、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する。なお、症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減する。
・パニック障害
通常、成人には1日1回夕食後、30mgを経口投与する。投与は1回10mgより開始し、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する。なお、症状により1日30mgを超えない範囲で適宜増減する。
【用法及び用量に関連する使用上の注意】
肝障害及び高度の腎障害のある患者では、血中濃度が上昇することがあるので、増量が必要な場合は、最小限にとどめること。(「薬物動態」)
【併用禁忌】(併用しないこと)
薬剤名等:MAO阻害剤(塩酸セレギリン、エフピー)
【臨床症状・措置方法】セロトニン症候群があらわれることがある。MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者には投与しないこと。また、本剤の投与中止後2週間以内にMAO阻害剤の投与を開始しないこと
【機序・危険因子】脳内セロトニン濃度が高まると考えられている。
薬剤名等:チオリダジン(メレリル)
【臨床症状・措置方法】QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用があらわれるおそれがある。
【機序・危険因子】本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより、チオリダジンの血中濃度が上昇するおそれがある。
薬剤名等:ピモジド(オーラップ)
【臨床症状・措置方法】QT延長、心室性不整脈(torsadesde pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用があらわれるおそれがある。
【機序・危険因子】ピモジド(2mg)と本剤との併用により、ピモジドの血中濃度が上昇したことが報告されている。本剤がピモジドの代謝を阻害するおそれがある。

●2005年8月付けで選択的セロトニン再取り込み阻害剤デプロメール錠25mg、50mg、ルボックス錠25mg、50mg(マレイン酸フルボキサミン)禁忌に『ピモジド(オーラップ錠)を投与中の患者』併用禁忌に『ピモジド(オーラップ錠)』が追加されました。(2005.9.14更新)
販売名=デプロメール錠25mg:1錠中のマレイン酸フルボキサミン 25mg
販売名=デプロメール錠50mg:1錠中のマレイン酸フルボキサミン 50mg
販売名=ルボックス錠25mg:1錠中のマレイン酸フルボキサミン 25mg
販売名=ルボックス錠50mg:1錠中のマレイン酸フルボキサミン 50mg
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2. モノアミン酸化酵素阻害剤〔選択的B型モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン)を含む〕を投与中の患者[「相互作用」]
3. チオリダジンを投与中の患者(「相互作用」)
4. チオリダジン、ピモジド(オーラップ錠)、塩酸チザニジンを投与中の患者(「相互作用」)=赤文字は今回追加変更分
【効能又は効果/用法及び用量】
・うつ病及びうつ状態、強迫性障害
通常、成人には1日50mgを初期用量とし、1日150mgまで増量し、1日2回に分割して経口投与する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
【併用禁忌】(併用しないこと)
薬剤名等:モノアミン酸化酵素阻害剤〔選択的B型モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン)を含む〕(塩酸セレギリン(エフピー))
【臨床症状・措置方法】両薬剤の作用が増強されることがあるので、モノアミン酸化酵素阻害剤の中止後、本剤を投与する場合は、2週間以上の間隔をあけること。また、本剤投与後モノアミン酸化酵素阻害剤に切り替える場合は、少なくとも1週間以上の間隔をあけること。なお、本剤の類薬とモノアミン酸化酵素阻害剤との併用によりセロトニン症候群があらわれたとの報告※がある.
【機序・危険因子】発現機序は不明。

薬剤名等:チオリダジン(メレリル)、ピモジド(オーラップ)=赤文字は今回追加変更分
【臨床症状・措置方法】これらの薬剤の血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより、QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の心血管系の副作用が発現するおそれがある。
【機序・危険因子】本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる。
薬剤名等:塩酸チザニジン(テルネリン)
【臨床症状・措置方法】チザニジンの血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより、著しい血圧低下等の副作用が発現するおそれがある。
【機序・危険因子】本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる。
※:外国報告

●2005年8月付けでオーラップ錠1mg、3mg、オーラップ細粒(ピモジド)禁忌に『パロキセチン(パキシル),フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)を投与中の患者』併用禁忌に『パロキセチン(パキシル),フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)』が追加されました。(2005.9.14更新)
販売名=オーラップ錠1mg:1錠中のピモジド1mg
販売名=オーラップ錠3mg:1錠中のピモジド3mg
販売名=オーラップ細粒:1g中ピモジド10mg
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1. 先天性QT延長症候群のある患者,先天性QT延長症候群の家族歴のある患者,不整脈又はその既往歴のある患者[QT延長,心室性不整脈を起こすおそれがある.] 2. QT延長を起こしやすい患者[QT延長,心室性不整脈を起こすおそれがある.]
(1) QT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者
(2) 低カリウム血症,低マグネシウム血症のある患者
(3) 著明な徐脈のある患者
3. チトクロムP450(CYP3A4)を阻害する薬剤(HIVプロテアーゼ阻害剤,アゾール系抗真菌剤,クラリスロマイシン,エリスロマイシン),パロキセチン,フルボキサミンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)=赤文字は今回追加変更分
4. 昏睡状態の患者,又はバルビツール酸誘導体,麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用を増強させるおそれがある.]
5. 内因性うつ病・パーキンソン病の患者[症状を悪化させるおそれがある.]
6. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
【効能又は効果/用法及び用量】
・統合失調症
通常成人には,次の量を1日1回,必要に応じ2〜3回に分割し,経口投与する.
初期量は1〜3mg,症状に応じ4〜6mgに漸増する.最高量は9mgまでとする.維持量は通常6mg以下である.なお,症状に応じ適宜増減する.1日1回の投与の場合は朝の投与が望ましい.
・小児の自閉性障害,精神遅滞に伴う下記の症状
動き,情動,意欲,対人関係等にみられる異常行動、睡眠,食事,排泄,言語等にみられる病的症状、常同症等がみられる精神症状
通常小児には,1日1回1日量1〜3mgを経口投与する.年齢,症状により適宜増減するが,1日量6mgまで増量することができ,場合により1日2回に分割投与することもできる.
なお,本剤投与により安定した状態が得られた場合,適当な休薬期間を設け,その後の投薬継続の可否を決めること.
【併用禁忌】(併用しないこと)
薬剤名等:HIVプロテアーゼ阻害剤、リトナビル(ノービア)等、アゾール系抗真菌剤(外用剤を除く)、イトラコナゾール(イトリゾール)等、クラリスロマイシン(クラリス,クラリシッド)、エリスロマイシン(アイロタイシン,アイロゾン,エリスロシン等)
【臨床症状・措置方法】QT延長,心室性不整脈等の重篤な副作用を起こすおそれがある.
【機序・危険因子】これらの薬剤がチトクロムP450(CYP3A4)による薬物代謝を阻害し,本剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
薬剤名等:パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン(ルボックス,デプロメール)
【臨床症状・措置方法】QT延長,心室性不整脈等の重篤な副作用を起こすおそれがある.
【機序・危険因子】これらの薬剤が本剤の代謝を阻害し血中濃度が上昇するおそれがある.=赤文字は今回追加変更分

●2005年6月付けで持続性アンジオテンシン変換酵素阻害剤ラリルドン錠5mg(マレイン酸エナラプリル製剤)禁忌に『デキストリン不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解』が追加されました。(2005.8.5更新)
【効能又は効果】
急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)、不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解=赤文字は今回追加分
【効能又は効果に関連する使用上の注意】
不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解
(1) 急性肺塞栓症の診断は肺動脈造影などにより、血栓、塞栓あるいは血流の障害を確認すること。実施が困難な場合は、臨床症状から不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症が強く疑われ、かつ、低酸素血症、右心負荷の増大などの検査所見を確認した患者に対して投与すること。
(2) 急性肺塞栓症においては、ヘパリン投与などによる抗凝固療法を基礎治療として行うこと。
=赤文字は今回追加分

【効能又は効果毎の用法及び用量】
急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内) :通常、成人には体重kgあたり27,500IUを静脈内投与する。
不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解:通常、成人には体重kgあたり13,750〜27,500IUを静脈内投与する。なお、1回最大投与量は27,500IU/kgまでとすること。=赤文字は今回追加分
投与に際しては、1mLあたり80,000IUとなるように日本薬局方生理食塩液で溶解し、1分間あたり約10mL(800,000IU)の注入速度で投与する。なお、本剤の投与は発症後できるだけ早期に行う。
【用法及び用量に関連する使用上の注意】
急性肺塞栓症患者に投与する場合、本剤の出血に関する有害事象の発現は用量依存的であるので、危険性と有益性の両面から慎重に投与量を決定すること。慎重投与に該当する患者など、出血の危険性が高い患者へ本剤を投与する場合には、低用量(13,750IU/kg)の投与を考慮すること。=赤文字は今回追加分



前年に追加された禁忌の情報